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悟浄 ： あ？猿の宝物
八戒 ： ええ、さっき見せてもらったんです。見事な金時計でした
悟浄 ： 時計〜ぃ、猿が気にするのは飯の時間だけだろ
八戒 ： 三蔵から貰ったって言う事に、意味があるんですよ悟空には
悟浄 ： なんか楽しそうですよ、八戒さん
八戒 ： その金時計なんですけどね、あれは多分、三蔵法師だけが手に出来る…まあ、身分証みたいなモノです
悟浄 ： で？
八戒 ： 三蔵が私物を人に上げるのって、無い事じゃないですか
悟浄 ： だな
八戒 ： しかも銘入りの品ですよ
悟浄 ： だから、何よ
八戒 ： 悟空は自分のモノだって、公言したも同然でしょう。悟空は気付いてないみたいですけど
悟浄 ： ははは…やるねえ三蔵さま、指輪の変わりに金時計かよ
八戒 ： 悟空の話では、三仏神からの御恵贈らしいですからね
悟浄 ： すげえ、お墨付きだなぁ、おい
八戒 ： 三蔵ですからねぇ
悟浄 ： 三蔵だからなぁ
八戒 ： 本当に、話題には事欠かない二人ですよね
悟浄 ： だな

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